肌の「くすみ」4つのタイプ
肌の「くすみ」4つのタイプ
乾燥くすみ
▶ 乾燥くすみの肌とは
寒天を思い出してみてください。水で戻すとプルプルの触感が生まれますが、
水で戻す前の乾燥した寒天はカサカサで硬く、沈んだ色をしていますよね?
その状態を肌に置き換えたのが「乾燥くすみ」です。
肌がカサついてツヤを失い、お顔の印象を暗くしてしまいます。
▶ 乾燥くすみの原因
室内のエアコンや、屋外の乾いた空気による乾燥が影響するといわれています。
血行不良くすみ
▶ 血行不良くすみの肌とは
頬が赤くみえるのは顔の毛細血管にきちんと血液が流れている証拠です。
血行が悪くなって肌の赤みは失われてしまったのが「血行不良くすみ」です。
▶ 血行不良くすみの原因
体の冷えや運動不足、睡眠不足、ストレスなどによって起こる体内の血液やリンパ液の流れの滞りが原因と
考えられます。顔が疲れて見える人、シミが目立つようになったと感じる人、
くまができやすい人は、このくすみが多いといわれています。
メラニンくすみ
▶ メラニンくすみの肌とは
紫外線をたくさん浴びると、そのダメージから肌を守るためにメラニンが過剰に分泌されて肌に定着します。
その影響でできてしまうのがシミや「メラニンくすみ」です。肌が茶黒く見えて暗い印象を与えます。
▶メラニンくすみの原因
紫外線の影響による日焼けが最初の原因です。紫外線から守るために、
肌の奥でつくられたメラニンが正常にターンオーバーできずに停滞してしまうと、この症状があらわれます。
また、肌への過剰な摩擦はメラニンを発生させてしまうため、洗顔などで顔をこすりすぎるのも、
注意が必要です。
黄ぐすみ
▶ 黄ぐすみの肌とは
肌が黄色っぽく見え、透明感がなくなり老けた印象になります。
食習慣、生活習慣が乱れがちな方に起こりやすいといわれています。
▶ 黄ぐすみの原因
血糖値が高い人ほど体内で血液中の糖とたんぱく質が結びつきやすく、
「老化物質」と呼ばれるAGE(終末糖化産物)が生成されやすくなります。AGEは黄褐色のため、
肌に黄色い「くすみ」ができる原因となります。また、このAGEは、
皺やたるみのもとになるともいわれており、一度作られると分解されにくくなってしまうのです。
乾燥くすみには体の中から潤いを
乾燥くすみを解消するには、毎日のスキンケアはもちろん、
体の中から潤いを生み出すことが重要です。セラミドを含んだ食品を摂りましょう。
セラミドは保湿力の高いコスメには必ずと言っていいほど入っている成分です。
肌の中にある水分をため込む働きがあるため、食べ物から摂ればより肌の水分量が上がります。
おすすめの食材はこんにゃく。1日100g程度摂るのが理想的です。
他にも、黒豆、ゴボウ、海藻類、コーヒーなど黒い食品に多く含まれているといわれています。
血行不良くすみはお顔のパッティング
冷えをはじめ、睡眠不足や疲労の蓄積で、肌の色が冴えなくなってしまったら、
「お顔のパッティング」で解消しましょう。バスタイムで体が温まっているときに
、顔全体を指の腹を使って軽くパッティングしていきます。血行がよくなり、
血液が肌のすみずみまで栄養を運んでくれるようになって、健康的で血色のよい肌色が戻ってきます。
化粧水をつける際にパッティングをおすすめするのもこのためです。
くすみの改善はもちろん、シミ、しわの予防にもなります。
また、タバコも血行不良くすみのもとになるので避けた方が無難ですね。
黄ぐすみは糖質のとりすぎに注意
まずは糖質過多にならない食生活を意識してください。
スイーツや、パン・、パスタなどの炭水化物は控えめにして、
糖分の吸収がゆるやかになるように野菜から先に食べる習慣もつけましょう。
AGEを増やさない調理法として、焼く、揚げる調理より、茹でる、蒸す、
または生で食べることをおすすめします。 そして早食いもNG。急激に血糖値が上がるため、
AGEが増えてしまいます。糖化を防ぐ働きのあるカモミールティーも添えて、
食事の時間をゆっくりとるように心がけましょう。
くすみのないキレイな肌を取り戻したいなら、まずは自分のくすみの原因を知ることが大切です。
それぞれのタイプに合った対処法を見つけていきましょう。
また、くすみの原因をきちんと知ることで、予防にもつなげていきましょう♪