美容と健康のためのフェムケア

《フェムケア》という言葉を聞いたことはありますか?
ここ数年で、美容と健康・心のケアとして《フェムケア》への関心が高まっています。
その一つ、『セルフ膣ケアマッサージ』についてお話していこうと思います!
【 セルフ膣ケアマッサージとは?】
セルフ膣ケアマッサージは、自分自身の手指を使って膣周辺や内部を優しくマッサージすることです。
血行の促進、骨盤底筋の意識、膣の潤いケア、リラクゼーションなど、女性のウェルビーイングを高めることにあります。
【セルフ膣マッサージで期待できる効果(医学的根拠に基づいた範囲で)】
・血行促進による冷えの改善
→膣周辺の血行が促進されることで、下半身の冷えの改善が期待できます。
・骨盤底筋の意識と活性化
→マッサージを通して、骨盤底筋の収縮と弛緩を意識しやすくなり、尿もれ予防や姿勢の改善に繋がる可能性があります。
・膣の潤い促進
→ 優しい刺激によって、膣の自然な潤いを促す効果が期待できます。
・リラクゼーション効果
→触れることによる安心感や、緊張の緩和に繋がり、リラックス効果が得られることがあります。
・生理痛やPMSの緩和
→血行促進やリラックス効果により、間接的に生理痛やPMSの症状緩和に繋がる可能性があります。
・肌ケア
→ショーツの摩擦などで乾燥や黒ずみを起こしやすいため、マッサージをしながら保湿も行うことができる。
【 セルフ膣マッサージの基本的なやり方】
~準備するもの~
清潔に洗った手と、必要であれば低刺激性の潤滑剤を用意しましょう。
また、デリケートゾーン専用のオイルなどもオススメです。
1.リラックスできる体勢になる
仰向けに寝て膝を立てる、椅子に腰かけたりとリラックスできる体勢を取る。
2.優しい指圧でマッサージ
指の腹を使い、優しく丁寧にマッサージすることを心がける。
3. 無理のない範囲で行う
痛みを感じるような強い刺激は避け、無理のない範囲で行うようにする。
4.呼吸を意識する
深くゆっくりとした呼吸を意識しながら行うと、リラックス効果UP。
5.骨盤底筋を意識したマッサージ
膣の入り口周辺や内部の筋肉を、優しく押したり、緩めたりするイメージで行うと、骨盤底筋を意識しやすくなる。
☆マッサージは、大陰唇→小陰唇→膣の入り口→会陰(膣と肛門の間)の順にゆっくりほぐしていきましょう。
【セルフ膣ケアマッサージを行う上での注意点】
・必ず手を清潔に洗い、爪は短く切ってから行う。
・少しでも痛みを感じたら、すぐに止め無理をしない。
・膣やその周辺に感染症や炎症がある場合は行わない。
・ 妊娠中や産後すぐの場合は、必ず医師に相談してから行う。
・ 使用する潤滑剤は、低刺激性のものを選び、成分を確認してから使用する。
・ 強い刺激は組織を傷つける可能性があるので優しくマッサージを行う。
・ このマッサージは、あくまでウェルビーイングの向上が目的です。
セルフ膣ケアマッサージは、女性が自分の身体に向き合い、ウェルビーイングを高めるためのひとつの方法です。
正しい知識と方法で行うことが重要であり、少しでも不安や疑問がある場合は、自己判断せずに専門医に相談してください。
数週間に1回のセルフケアとして是非取り入れてみてくださいね(^^)