AGE(糖化)がもたらす肌と身体への影響

《AGE(エイジー)》という言葉を聞いたことはありますか?
AGEとは、体内のタンパク質と糖が結びついてできる物質で、日本語では「終末糖化産物」と呼ばれます。
AGEが体内に蓄積すると、肌の老化や様々な病気の原因になると言われています。
【AGE(糖化)とは?】
糖化は、食事などで摂取した糖がタンパク質にくっついた状態をいいます。
(身体が砂糖漬けでベタベタになる現象。)
ホットケーキを焼いた時に、こんがり焦げた褐色の部分が糖化です。
このAGEは、体内に蓄積されると、肌や血管、骨など、全身の老化を促進すると言われています。
【AGEがもたらす肌への影響】
・シワ・たるみの原因: コラーゲンやエラスチンなどの肌の弾力を保つタンパク質が糖化することで、肌のハリや弾力が失われ、シワやたるみの原因になります。
・くすみ・シミの原因:AGEは、肌のターンオーバーを乱し、メラニン色素の生成を促進するため、くすみやシミの原因になります。
・乾燥肌の原因:AGEは、肌の水分保持能力を低下させるため、肌が乾燥しやすくなります。
【AGEがもたらす体への影響】
・骨粗しょう症:骨のコラーゲンが糖化することで、骨がもろくなり、骨粗しょう症のリスクが高まります。
・血管の老化: 血管のタンパク質が糖化することで、血管が硬くなり、動脈硬化や高血圧などのリスクが高まります。
・糖尿病:AGEは、インスリンの働きを阻害するため、糖尿病のリスクを高めます。
・アルツハイマー:脳内のタンパク質が糖化することで、アルツハイマー病のリスクを高める可能性があります。
【AGEを増やさないためにできること】
★食生活の見直し
・血糖値を急上昇させない低GI食品を選ぶ
・野菜から食べる
・揚げ物や加工食品を控える
・抗酸化作用のある食品を積極的に摂る(ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなど)
★適度な運動
・有酸素運動は、血糖値の上昇を抑え、AGEの生成を抑制する効果が期待できます。
・良質な睡眠をとる
・睡眠不足は、血糖値の上昇やホルモンバランスの乱れを引き起こし、AGEの生成を促進する可能性があります。
★ストレスを溜めない
・ストレスは、血糖値の上昇やホルモンバランスの乱れを引き起こし、AGEの生成を促進する可能性があります。
★喫煙
・タバコは、AGEの生成を促進するだけでなく、活性酸素を増やし、体の酸化を促進します。
糖化によって身体の老化スピードが速まるのは怖いですよね(>_<)
美容だけでなく健康にも大きく結びつく【AGE】!
日々の生活習慣を見直すことでAGEを溜めない!増やさない!
是非参考にしていただけたらと思います(^^)